
「ちょうどよさ」で選んだ格安ノートPC
50代になってから、「必要十分であること」が、何より大切に感じるようになりました。
かつてはスペック重視でパーツを選び、自作PCに熱中していた時期もありましたが、今はもう、そんなに高性能なものは必要ありません。
先日、愛用していたノートパソコンのバッテリーが膨らみ、さらにWindows10のサポート終了も重なって、買い替えを決意しました。
選んだのは、約4万円という格安モデルです。
それでも画面は15.6インチと大きく、ExcelやWordも最初から入っていて、ブログや表計算程度の用途ならまったく不便はありません。
以前と同じNAT-KU製で、親しみもありました。
性能は控えめでも、今の暮らしにはこれでちょうどいいかとおもっています。
無駄を省き、過不足なく使える心地よさに、歳を重ねた今だからこそ気づけたような気がします。
ノートPCを買い替えたきっかけは“ふくらんだバッテリー”と“終わるサポート”
これまで使っていたノートパソコン、約5年間の付き合いです。
メーカーはNAT-KU(ナトク)という国内のPCメーカーで、価格も手頃、性能も安定していたので不満はまったくありませんでした。
ただ、最近になってある異変があったのです。
最初は「キーボードが浮いてる?」というくらいだったのですが、ふと本体を横から見ると、バッテリー部分がぷっくり膨らんでいたのです。
これはもう寿命で、無理に使い続けるのは危険かなと思ったのです。
さらにもう一つ、買い替えの背中を押したのが、Windows 10のサポート終了問題。
2025年10月でセキュリティアップデートが終わると聞いて、そろそろ潮時かなと。
「どうせ買うなら、またNAT-KUでいいか」と自然に思えたのも、前回の満足度が高かったからです。
約4万円の“格安ノート”で十分すぎる──再びNAT-KUを選んだ理由
今回買い替えたノートPCは、NAT-KU製の15.6インチモデルで、お値段は税込で約40,000円です。
実は、5年前に購入したノートも同じNAT-KUで、同価格帯のものでした。
当時もコスパに感動しましたが、今回も「この性能でこの価格?」と驚かされました。
スペックは必要十分で、CPUはIntel Alder Lake N100、SSD搭載で起動も高速、メモリは12GBとゆとりがあり、ブログ更新やExcel・Wordの作業はもちろん、ネットでの調べものも快適です。
実はちょっとした軽めのPCゲームも遊んでいるのですが、動作は意外なほどスムーズで、グラフィック重視のタイトルは厳しいとしても、ちょっと遊ぶくらいなら全く問題なしです。
「このくらいでちょうどいい」と思えるパソコンに、また出会えました。
何より嬉しかったのが、Office(Excel・Word)が最初からプリインストールされており、これも価格に含まれているので、コスパはかなり優秀だと思っています。
大きな画面は、50代の目にもやさしい
液晶サイズは15.6インチでこれがまたちょうどいい。
正直、年齢のせいか最近は小さい文字がつらくなってきたので、見やすい画面サイズって本当にありがたいんですよね。
スマホやタブレットと違って、長時間作業しても目が疲れにくい。
Excelの表を広げて編集するのもストレスなし。
「見やすい」というだけで、作業効率ってこんなにも変わるんだなと実感しています。
若い頃は“自作派”、今は“ちょうどいい派”
思えば、若い頃はパソコンといえば「自作」が当たり前でした。
CPUやマザーボード、グラフィックボード、電源まで細かくパーツを選び、秋葉原で安く仕入れて組み立てるといことをやっていました。
そんな時間と情熱があったんですよね。
当時はゲームもよくやっていて、FPSやMMORPGなどにハマっていたので、「少しでも快適に遊びたい!」と、スペックにこだわっていました。
でも、今はもうそんなエネルギーもありませんし、パーツを選ぶより“届いてすぐに使える安心感”の方が大切になってきました。
今回の格安ノートも、開封してすぐに起動し、Wi-Fiをつなぎ、Google Chromeを入れたら、もういつもの作業環境が完成です。
「もうこれでいい」「いや、これがちょうどいい」と思える自分の変化を、ちょっと面白く感じています。
“こだわらない”を選べるのも、年齢を重ねた強み
今回パソコンを買い替えて、あらためて思ったのは、「足るを知る」という感覚の心地よさです。
若い頃なら、「どうせ買うならCore i7がいい」「メモリ16GBは欲しい」「GPUもあった方が…」なんて、あれこれ欲が出たかもしれません。
でも今は、「やりたいことが快適にできるか」が基準となっています。
それ以上を求めても、自分が使いこなせないとわかっているし、“価格・性能・使い勝手”のバランスが取れたものを選べる自分でありたいと思うのです。
おわりに:定年後にも使い続けたい“ちょうどいい相棒”
今回のNAT-KUノートパソコンも、たぶん5~6年はしっかり働いてくれると思います。
そして、ちょうどその頃にはまた買い替え時期がやってくる。
僕としては、無理して高価なモデルを長く使うより、こうして5〜6年おきに“格安でちょうどいい1台”に買い替えるのが、今の自分には合っていると感じています。
きっと定年後も、このスタイルは変わらないでしょう。
朝のコーヒーを飲みながら、このノートでブログを書く日々――そんな穏やかな生活も悪くないなと、ふと思うのです。
若い頃は「高性能こそ正義」と思っていましたが、今では「必要なときに、必要なだけ動いてくれる」パソコンのほうが愛着が湧きます。
身の丈に合った道具を選ぶこと、それが、これからの人生を快適にする大事な選択なのかもしれません。
同じように次の1台を考えている方には、格安ノート、なかなかオススメですよ。
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