長年の相棒がついに故障
15年以上使ってきたレグザのテレビですが、ついにチューナー部が故障してしまいました。
リモコンでチャンネルを切り替えたり、録画予約をしたりすることができなくなり、地上波やBS放送は事実上見られません。
ただ、本体自体の映像表示やネット接続は問題なく、TverやYouTubeなどのネット経由の番組はこれまで通り楽しめます。
ここで迷うのが、テレビを買い替えるかどうかです。
最新モデルは画質や機能が格段に進化しており、HDRやAI映像処理など魅力的な機能も増えていますが、私の場合、ニュースやワールドビジネスサテライトくらいしかリアルタイム視聴しないため、高画質や高機能は必須ではありません。
ネット視聴が主流になっている現状を考えると、地上波チューナーがなくても不便さは限定的かもしれないと思っています。
視聴スタイルはほぼTver
最近はほとんどの番組をTverなどのストリーミングサービスで見ています。
リアルタイムでテレビを見ることはほとんどなく、ニュースやワールドビジネスサテライトだけです。
録画してまで見たい番組も少なく、週末にまとめて視聴することが多いです。
そのため、チューナー付きのテレビを買う必要があるのか疑問に思っているのです。
最近はチューナーレスTVも普及しており、今の生活スタイルだとチューナレスTVでも十分なのではないかと思っています。
Fire TVやChromecast、Apple TVなどを接続すれば、ほとんどの配信サービスにアクセスできますし、ニュースもYouTubeやニュースアプリで確認できます。
チューナー付きかチューナーレスか悩む理由
一方で、チューナー付きテレビには安心感があります。
災害時や緊急速報を確実に受け取れる点は、チューナーレスではカバーしにくいです。
私の生活スタイルを考えると、「ほとんどストリーミングで済ませるけれど、ニュースや緊急情報は確実に見たい」という妥協点が必要です。
ここで、チューナー付きとチューナーレスの特徴を簡単にまとめてみました。
項目 | チューナー付き | チューナーレス |
---|---|---|
リアルタイム放送 | ○ 見られる | × 見られない(外付けチューナーが必要) |
緊急速報・災害情報 | ○ 即時受信可能 | △ 外付けチューナーやアプリで対応 |
価格 | やや高め | 安価 |
設定の簡単さ | プラグインだけでOK | ストリーミング機器との接続が必要 |
将来的な拡張性 | 基本的には固定 | 外付けで柔軟に対応可能 |
日常的な視聴 | ニュースや放送番組中心 | 配信サービス中心 |
筆者が現在選ぶのはチューナーレスTV
私が今回選ぶとしたら、チューナーレスTVです。
理由は、外付けTVチューナーを使うことで必要なときだけ地上波を見るスタイルを取りたいからです。
これなら普段は配信サービス中心でテレビを楽しめますし、災害情報やニュースも逃さず確認できます。
外付けチューナーは将来的に故障しても簡単に交換できますし、テレビ本体の寿命を気にせず長く使えるのも魅力です。
ハードエンジニア目線で考える寿命
ハードウェアの設計を仕事としてきた立場からすると、テレビのチューナーや電源基板は経年劣化しやすく、液晶や有機ELパネルより寿命が短いです。
10年以上使えたのはむしろ驚異的で、今回の故障は「そろそろ買い替え時期」というサインかもしれません。
また、サイズや設置場所も大事なポイントです。
大画面にこだわらなくても、部屋に合ったサイズで十分です。
最近のテレビは薄型で軽量になっており、設置や移動も楽になっています。
価格と機能のバランス
最新モデルは10万円を超えることもありますが、チューナー付きでも5〜6万円で購入できるものが増えています。
チューナーレスならさらに安価です。
私のようにリアルタイム視聴が少ない場合、高性能モデルを選ぶ意味はあまりありません。生活スタイルに合った必要十分な機能を選ぶのが賢明です。
現代のテレビと自分のスタイル
10年前までは、テレビと言えばチューナー付きが当たり前で、録画をするためには必ずリアルタイム放送を受信する必要がありました。
当時はビデオデッキがあったため、リアルタイムで番組を見る必要は必ずしもありませんでしたが、録画するには地上波やBSの信号を受信するチューナーが必須でした。
しかし今は、見たいときに見たい番組を選べる時代です。
TverやYouTubeなどのネット配信サービスが充実しているため、普段の視聴はストリーミングで十分です。
テレビはもはや「家電」ではなく、「情報端末」のひとつとしての役割が大きくなっています。
結局は、自分の生活スタイルに合わせて妥協点を見つけることが大切です。
リアルタイムでニュースや緊急情報を確認したいときだけ外付けチューナーを使い、普段はストリーミングで楽しむという、柔軟な使い方こそ、現代のテレビを賢く活用するスタイルだと思います。
長年のテレビに感謝しつつ、新しい選択を
10年以上使ってきたレグザには本当に感謝しています。
今回チューナー故障というきっかけで、新しいテレビを検討するのも悪くないタイミングだと感じます。
定年後の自由な時間には、自分の生活スタイルに合ったテレビで、ニュースや配信番組、娯楽コンテンツを気ままに楽しめれば、それだけで十分満足です。
テレビ選びは仕事と同じで、まず自分のニーズを正確に把握することが重要です。
最新技術や高性能モデルに惑わされる必要はありません。
必要な機能を見極め、無駄を省いた選択をすることこそ、暮らしにフィットした賢い買い方です。
50代になった今、自由気ままな時間を過ごすためには、生活に合った選択をすることが何より大切だと思います。
自分に合ったスタイルで、テレビとの新しい付き合い方を楽しむということが、最も理想的な選択だと感じます。
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