モンハンNOW 2周年をゆるく振り返る|エンジニア目線で感じた“アップデートの積み重ね”

モンハンNOW3年目おめでとう

モンスターハンターNOWが2周年を迎えました。

シリーズのファンとしてはもちろん、日常に取り入れやすい位置情報ゲームとして、この作品を遊んでいる人は多いと思います。

私自身も始めてから約7か月しかしていませんが、最初は夢中になって狩り歩き、今では肩の力を抜いて“ゆるく”楽しむスタイルに落ち着いてきました。

この記事では、50代の製品ハード開発エンジニアである私が、モンハンNOWをどのように生活の中に取り入れているかを振り返りつつ、エンジニア目線で見た運営の工夫や、自分に合った遊び方について綴ってみたいと思います。

モンハンNOWとはどんなゲームか

モンスターハンターNOW(以下、モンハンNOW)は、カプコンの人気ハンティングアクション「モンスターハンター」をスマートフォン向けに最適化した位置情報ゲームです。

Nianticが開発に携わり、現実世界を歩くことで狩猟の舞台が広がります。

大きな特徴は「1回のバトルが75秒以内」というテンポ感だと思います。

従来のモンハンシリーズは1クエストに数十分かかることもありましたが、NOWでは通勤途中や買い物の合間でも遊べるようになっています。

地図上には大型モンスターや採集ポイントが出現し、歩くことで素材やモンスターに出会えるため、日常の移動そのものがゲームプレイになるのです。

武器や防具を作り、モンスターごとに弱点を突くというシリーズらしい要素も健在。さらにペイントボールでモンスターを“保存”して後で狩る仕組みなど、モバイルに適した工夫が盛り込まれています。

歩数がそのままプレイ機会になるため、健康志向とも相性が良く、年齢やライフスタイルに応じた楽しみ方ができる点が魅力です。

モンハンNOWを始めた頃のこと

私がモンハンNOWを始めたのは今年の春先で、最初の1〜2か月は新鮮さに引っ張られて、どんなモンスターが出ても片っ端から挑戦していました。

朝の通勤路で立ち止まって狩り、会社の昼休みは会社内をうろうろしてモンスターを狩り、帰宅途中も電車が停止するたびに狩り、歩きながら止まっては狩り、スマホの充電が一日もたないほど狩りに明け暮れ素材集めに励んでいた時期もあります。

強いモンスターに挑んで倒せたときの達成感、素材を集めて装備を強化していくワクワク感、これまでにない「現実とゲームの融合」の感覚に夢中でした。

しかし、50代の生活は若い頃のようにやはりそんなに集中力がつづきませんでした。

ある程度の防具・武器が揃うと闇雲に狩りに明け暮れ素材を集めて、武器・防具を作りまくることもなくなりました。

飽きたわけではありませんが、狩るモンスターを絞り始めて、やがて「自分のペースでゆるく遊ぶ」スタイルへ自然に移行していったのです。

今の自分に合う“ゆるい”遊び方

最近は大型モンスターも増えてきましたが、無理にすべてを追いかけようとは思いません。

気分が向いたときに狩り、成果が出れば嬉しいし、出なければ「まあいいか」で済ませる。

休日の散歩で見かけたリオレイアに挑み、買い物のついでにアンジャナフと戦う。

そんな“ついで狩り”が今の自分にはちょうどいい。

勝てるかどうかギリギリの相手に挑むのも面白いですが、倒せなくても引きずらない気楽さがあります。

モンハンNOWは、がっつり遊ぶことも、ゆるく付き合うこともできる設計になっているのが素晴らしいと思います。

ユーザーごとに遊び方を選べる自由度があるからこそ、幅広い年齢層に受け入れられているのでしょう。

エンジニア目線で見るアップデートの積み重ね

2周年を迎えたモンハンNOWですが、裏側での開発努力を想像すると頭が下がります。

新しいモンスターの追加、ゲームバランスの調整、システムの安定性確保など、ユーザーから見れば「イベントが来た」「新モンスターが出た」で済む話ですが、実際は膨大な企画・設計・テストが積み重なっていると思います。

製品開発に関わる立場としては、「サービスを2年間安定して走らせる」こと自体がどれほど難しいかを痛感しています。

リリース直後は「続くのか?」と疑う声もあったかもしれませんが、確実に改善を積み重ね、2周年を迎えられたのは見事です。

継続こそ最大の価値であり、まさにエンジニアリングの粘り強さを感じます。

課金と効率のバランス

モンハンNOWには課金要素もあります。特に2周年イベントで登場したスペシャルハントチケットは魅力的です。

モンスター再出現時間短縮や採集効率アップなど、遊び方を大きく広げてくれます。

ただ私は基本的に無課金、時々「ちょっと応援してもいいかな」と思うときに少額課金する程度ですが、それでも十分楽しめています。

むしろ「限られたリソースでどう効率よく狩るか」を考えるのが面白い。

これはエンジニアとしての習性かもしれません。

限界の中で最適解を探す、その過程に喜びを感じます。

健康と気分転換の効果

モンハンNOWは位置情報ゲームなので、自然と歩数が増えます。

以前はデスクワーク中心の生活で、仕事が終わる頃には一日数千歩しか歩いていませんでした。

通勤も職場までバスを2駅分利用していましたが、モンスターを狩る目的もあって歩くようになり、結果的に運動量が増えました。

もちろん、夏場の猛暑日などは無理をせずバスを利用していますが、それでも「歩けるときは歩く」という習慣がついたのは大きな変化です。

心身にとって適度な運動は欠かせませんし、外を歩くことで気分転換にもなります。

50代になると運動不足や体調管理が切実な課題になりますが、モンハンNOWのおかげで自然に体を動かす習慣が根付いたのは大きな収穫だと感じています。

定年を意識する世代として

50代になり、早く定年を迎えて自由気ままに過ごしたいという思いも強くなってきました。

これから時間の使い方が大きく変わっていくでしょう。

そのとき、趣味やゲームをどう取り入れるかは人生を彩る重要なテーマになると感じています。

モンハンNOWのように「日常に溶け込むゲーム」は、定年後の生活にも合うのではないでしょうか?

毎日必死にモンスターを追いかけなくてもいいので、散歩の途中で狩ってみるや、旅行先で見知らぬ土地に現れるモンスターを楽しむなど、そんな緩やかな付き合い方ができれば、人生の余暇を豊かにしてくれる存在になると思います。

まとめ

モンハンNOWの2周年は、単なるゲームの記念日以上の意味を持っていました。

プレイヤーとしては「無理せず続けることの大切さ」を実感し、エンジニアとしては「アップデートを積み重ねることの尊さ」に共感し、生活者としては「健康や気分転換につながるメリット」を享受できています。

これからも新しいモンスターやイベントが追加されるでしょうが、私は無理に追いかけるつもりはありません。

自分のペースで、できる範囲で、気ままに楽しむ。そうしたスタンスで付き合っていけば、ゲームも人生も心地よく続けられるはずです。

2周年を迎えたモンハンNOWは、まさに“積み重ねの力”を体現しているゲームだと思います。

これからも、自分なりの距離感で狩猟生活を楽しんでいきたいと考えています。

コメント